ようこそ、いらっしゃいました
友人や親類の皆さん、ご無沙汰ばかりしていますが、お元気でしょうか。いつも何かしらとお世話になり、本当にありがとうございます。私も、ちょうど50歳で世紀末の年を迎えました。これからその扉を開いていく21世紀には、中年の盛りから壮老年に当たる年代に入ります。家内とともにやってきた家庭、仕事、趣味にも一区切りがつき、二度と来ないこれからの新しい人生を二人でどうやって楽しもうかと考える毎日です。 さて、これまで半世紀にわたる私たちの人生は、振り返ればなつかしい様々なドラマもありましたし、子供たちからもいろいろと楽しい想い出をもらいました。総じてこれでよかったのではないかと満足しています。しかし時には過去の出来事を振り返って「ああすればよかった。こんなことをやめればよかった」などと反省することしきりです。もちろん、これから迎える人生の後半がどうなるか、私自身も皆目その見当もつきません。 そういう中で、これまでの私たちが歩んできた道を振り返りながら、いま何を考えているか、いかに人生を過ごすかなどをエッセイという形でとりまとめておき、家内の言葉とともに私の人生のマイル・ストーンにしたいと思います。キャッチ・フレーズは、まず健康で、常に面白いことを見つけ、そして生きているうちに頭を使い、最後に楽しくというところでしょうか。それでは次の部屋からご案内します。 (2000年10月15日記) |
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新年のご挨拶 |
新年のご挨拶
(2003年元旦)
新年のご挨拶
(2002年元旦)
明けまして、おめでとうございます。 21世紀の二年目を迎えようとしています。ちょうど一年前は、新世紀に入り、大いに期待するところがあったのですが、景気後退で世相が暗くなってきたところに、9月11日に、アメリカで悲惨なテロ事件が起こり、一生忘れられないような高層ビルの崩壊を目の当たりにし、まさに、波乱の新世紀の幕開けとなってしまいました。この不幸な出来事で、われわれは、理不尽なテロで何の罪もない人々が命を落としかねない、そういう危険で不条理な崖の縁に常にいるような気がしてしまいます。しかし、それでも、国家間の戦争があった時代に比べれば、まだわれわれの世代は恵まれています。現在の平和と繁栄をできるだけ長く維持していきたいものです。 しかし、日本を取り巻く環境は、一段と厳しさを増してきています。国際的なテロ行為から来る脅威の話はともかくとして、私は、中国が世界貿易機構(WTO)へ加盟し、国際貿易の社会の舞台に立ったことが、これからの日本の経済と国力に大きな影響をもたらすものと考えます。中国は、日本の10倍の13億人の人口と広大な国土を持つばかりでなく、長年の共産党のくびきから放たれて、大いに発展するスタート・ラインに立ち、そして実際に走り出した段階だと思います。中国人は、日本人のような集団行動や会社への忠誠心はさらさらありませんが、ひとりひとりは極めて優秀です。だから、その個人の能力を十分に発揮できる環境が与えられたことは、中国の発展のためには、とても意味があることなのです。 その反面、今の日本人には、一昔前の日本人が持っていたようなバイタリティや組織への帰属意識とか忠誠心などは、残念ながら持ち合わせていないといっても過言ではありません。若い人みんなが、いわゆる良家のお坊ちゃん、お嬢ちゃんのタイプとなってしまい、国全体のことを思って一身を投げだそうとか、あるいは会社のために滅私奉公でひたすら頑張るという明治タイプの人間は皆無となってしまいました。そのこと自体は時代の流れで別に悪いことではなく、単に日本社会が成熟した証ではあるのですが、経済の発展や国力という面からは、もう高度成長期のようなバイタリティは全く期待できなくなってしまいました。 そこで、これからの日本を見通してみると、イギリス型の成熟国家となっていくと思います。しかし問題は、やがて人口の3人に1人は、私も含めて、老人となっていくという現実です。いまだかつてどの国も経験したことのない事態です。私自身も、豊かな老後を過ごすために、今から体調の維持に工夫をしつつ、できるだけ運動にこれ努めて健康に留意し、あわせてパソコンやインターネットの趣味などにも、ますます磨きをかけていきたいと思っています。 その一方で、私の子供たちの世代には、できるだけアメリカなどの国際舞台で活躍してほしいと思っています。現代では、貨物も人間も資本も、ボーダーレスの時代を迎えているわけですから、何も狭い日本での生活に固執することなく、世界に雄飛する舞台を見つけていってほしいというわけです。そういうわけで、今年は、私の子のひとりがアメリカへ留学することにしていますが、あたかも私自身が留学するかのごとく、楽しみにしているところです。元気に行って勉強し、成果を上げ、資格をとって戻ってきてほしいと願っています。また、もうひとりの子も、社会に出て半年強となりましたが、人から感謝されつつ、それが励みになって、大いに活躍しています。この子も、機会を見つけて留学を勧めようかと考えています。何やら、私自身も、自分の子供たちを通じて世界が広がっていくようで、これから楽しみな年を迎えることができそうです。 今年も、どうかよろしくお願い申しあげます。 |
お年賀のご挨拶
(2001年元旦)
明けまして、おめでとうございます。新年と新世紀の始まりに際し、心からお年賀のご挨拶を申し上げます。これから迎える21世紀には、国境の壁も低くなって世界の融合が進むでしょうし、また情報通信技術のような進歩する科学技術に支えられ、われわれの日常の生活や仕事の面にも大きな変化が生まれるものと思います。しかしそういう中でも、人と人とのお付き合いはますます大切にしていきたいものです。新世紀でも、また引き続き、よろしくお願い申し上げます。 |
年賀状の季節 | 新しい世紀を迎えて |