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目 次 |
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| 1 | トヨタのFCVと背高タクシー | ||
| 2 | BMW4シリーズ・カブリオレ | ||
| 3 | ポルシェ好きブルネイ弟殿下 | ||
| 4 | スズキ・日産・ホンダ・三菱 | ||

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1.トヨタのFCVと背高タクシー 東京モーターショーに行ってきた。初日だったためか、いやもうその混雑といったら満員電車並みでひどかった。前回2011年に行ったときには、主要メーカーの中でトヨタが最後となってしまったので、今回はまず最初にトヨタを見ようとそのブースに行ったのであるが、たいへんな人だかりの中、ショータイムが来るまでの間、人混みの中でしばらく待つことになった。すると、どんどん流れていく人波によっていつの間にか最前列に押し出されている有り様だ。でも、そのおかげで今年のトヨタ売り物の車をじっくり見ることが出来た。 まず、ペンギンと一緒に真っ青な車があった。2015年に市販を開始する「FCV(燃料電池自動車)」だそうだ。水素で走る燃料電池車で、水素を満タンにするまでわずか3分、その航続距離は700キロメートルと、ガソリン車並みである。いずれも電池自動車の欠点を克服ししている。これなら、まさに実用レベルであるが、あとはお値段次第ということだろう。またこのFCVの外観スタイルがとっても良くて、とりわけ前面左右に三角形で大きく開いている空気の取り入れ口の格好が実に魅力的である。
BMWのコーナーに行くと、「ニューBMW4シリーズ・カブリオレ」という車があった。鼻先が少し盛り上がっている力強いスタイルは、なお健在である。次に「L」マークがついているセダンがあった。トヨタの最上位ブランドのレクサスである。この車はその出だしでリーマン・ショックに見舞われて苦戦したが、2013年には世界販売で年52万台を見込んでいるらしい。しばらく行き、いすずのブースだったと思うが、文明開化時代の服装をしたお嬢さんが、昔のトラックの座席に座っている。人混みのために説明が読めなかったことから、どういう趣旨かはよくわからなかったが、お嬢さんの屈託のない笑みが印象的だった。
ポルシェのコーナーに行った。あのエンブレムを付けたポルシェの格好の良さといったらない。昔々のことだが、私は、ブルネイの国王の弟の家に行ったことがある。彼の家に着くと、色とりどりのポルシェが5〜6台、玄関脇に無造作に置かれていたのを覚えている。その家に入ると、中央に噴水があり、その周りの螺旋階段を登っていって彼の部屋に着くという趣向である。 その弟殿下そのものは、どこにでもいそうな人の良いお兄さんという印象だったが、そのときはポルシェの蒐集に凝っていたらしい。まあ、それくらいは可愛いものだった。それから20年ほど経ち、彼が大蔵大臣となったのは知っていたが、しばらくして何千億円もの使途不明金を出して首になったのには驚いた。ポルシェのほか、いったい何に化けたのだろうか。
また人波に押されて流れていったら、スズキのコーナーにたどり着いた。スズキといえば、アルトなどの軽自動車メーカーというイメージだったが、どうしてどうして。たとえば「前衛的で躍動感あふれるスタイリングが印象的なクロスハイカー」というのは、確かに素晴らしい。モデルさんも、なかなかだった。 日産とホンダはゆっくり見る間もなく人波に流されてしまったが、ホンダが出してきたスポーツカーであるS660は、遠くから眺められた。ちなみに日産の車は、どれを見ても似たようなスタイルで、デザイン能力が枯渇しているのではないかとすら思うほどである。現に、日本の自動車各社のほとんどが今季は大幅な販売増となっているのに、日産だけはあまり売れていないようだ。コストダウンのために車体や部品の共通化を進めたばかりに、個々の車の個性をなくしてしまったようだ。 それと対照的なのが次の三菱自動車だ。車には個性があふれている。そのブースへは、人波に押されて舞台の裏手にたどりついてしまった。おかげで舞台を裏手からゆっくり見ることが出来たのは皮肉なものだ。一昨年も、三菱のステージはなかなかよかったが、今年もまたその良い点を受け継いでいるのは、誠に結構なことである。
(平成25年11月23日著) (お願い 著作権法の観点から無断での転載や引用はご遠慮ください。) |

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