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| 目 次 |
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| 1 | 岸和田だんじり祭 | |
| (1)有料観覧席までの道のり | ||
| (2)勇壮な大工方にしびれる | ||
| (3)そーリャー、そーリャー | ||
| (4)優雅な夕刻の灯入れ曳行 | ||
| (5)纏先頭に岸城神社へ宮入 | ||
| (6)岸和田だんじり会館見学 | ||
| 2 | 仁徳天皇稜 | |
| 3 | あべのハルカス | |
| 4 | 神戸元町のドリアン | |
| 5 | 姫路城と好古園 | |
| 6 | 神戸布引ハーブ園 | |
| 7 | 鉄人28号モニュメント | |
![]() 1.岸和田だんじり祭 (1)有料観覧席までの道のり 日本で最も派手で勇壮なお祭りといわれる、岸和田だんじり祭の見物に行ってきた。まずは、いつも通り、お祭りを見物する際の習いとしている有料観覧席からの見物である。それには、午後3時半からを予約した。午後1時からというのもあったが、東京を午前8時に発つと、宿泊する堺のホテルに荷物を預けに立ち寄れば、ギリギリの時間となる。それでは慌ただしいので、時間に余裕を持たせることにした。 東海道新幹線を新大阪駅で降り、南海電車の堺駅経由で岸和田駅に着いてみると、お昼の12時半を回っていた。駅前には紅白の幕が掛かり、いかにもお祭りムード満点だが、ひどい混雑だ。この調子では、予約した有料観覧席までたどり着けるかどうかもわからない。だから、駅近くでのんびり昼食を食べるのは止めて、なるべく観覧席に近い場所まで近づくことにした。駅前から北に延びているアーケード商店街の混雑が半端ではない。だからそこには入らずに、アーケードに並行する右手の道を通り北に向かおうとしたら、「だんじり」(山車)が通るというので、あちこちで通行止めだ。それを一々避けて歩こうとすると、困ったことに、どんどん右へ右へと流されていってしまう。私の前に中年女性グループがいて、どうやら私と同じ観覧席を予約しているらしいが、午後1時からのチケットだという。この調子では、とても間に合いそうもないから、慌てている。私は、遅い時間にしておいて良かった。 (2)勇壮な大工方にしびれる
青年団の面々が、頭にはちまきを巻いて白いパッチと地下足袋を履き、各町毎に特徴のある法被を着て、「そーリャー、そーリャー」と言いながら、だんじりを引いて来る。その高さは4m、重さ4tという。その大屋根の上には数人の「大工方」(だいくがた)が乗り、なかでも一人、両手に団扇を持って曲がる瞬間に舞い踊る様には、ほとほと感心する。だんじりは、相当な勢いで走るだけでなく、その速度を落とさずに直角に曲がる。その上で、振り落とされないばかりか、余裕をもって飛んだり跳ねたりするのだから、大したものだ。まさに、「祭の華」である。なかでも、曲がる瞬間、片脚を曲げて前傾姿勢をとり、もう一方の脚を伸ばすポーズには、まさに痺れる。
ようやく、午後3時過ぎになったので、道路を渡って予約した有料観覧席に向かった。それは浪切神社脇のカンカン場といい、海岸沿いの東西に走る大きな道路の大阪臨海線と、南の岸和田商店街を通って駅に向かう通りが交わる「T」字交差点に面する所に位置する。ここからは、左右からやってくる「だんじり」が、駅前商店街に向かって曲がる様子がよく見える。ただ惜しむらくは、だんじりまでやや遠いので、いささか迫力に欠けるのが問題だ。それでも、300ミリ望遠レンズを目一杯使えば、だんじりの屋根上の「大工方」のお兄さんの全身が何とか捉えられる。これがもし、向かいの生協スーパー脇の有料観覧席だと、曲がった瞬間がすぐ目の前にくるので、写真を撮るには、そちらの方が良かった。ただし、そこだと、だんじりの全体像が見えないと思うので、良し悪しである。ともあれ、着席して、だんじりが来るのを待つ。 遠くから青年団の「そーリャー、そーリャー」という掛け声が聞こえて、観覧席前の岸和田港交差点に差し掛かる。いったん停止して順番を待つ。順番が来ると、まずその町内の「まとい」が先行して走る。そして引っ張る青年団が一緒に行って準備が整うと、だんじりの大屋根上で大工方の両手に持った団扇が翻る。それを合図に猛烈な勢いでだんじりが走り出す。上手く直角に曲がると、目の肥えた見物人たちが、やんやの喝采を送る。失敗してだんじりが外側へと膨らみ、またその反動で内側へぶれたりすると、見物人から「ああーっ!」というため息とも心配の声ともとれる声が上がる。その度に引き手、大工方、見物人との一体感が、いやが上にも増す。見事としか、言いようがない。こうして、約1時間半の見物を終えた。 (4)優雅な夕刻の灯入れ曳行
町名を書いた提灯が100個近く、電球を灯されて周りを覆っているではないか。アーケード商店街の中をだんじりが行くと、お囃子(鳴り物)が、昼間とは全然違う。いずれも、太鼓、笛、鉦を鳴らしたり吹いたりするものには変わりがないが、昼間のだんじりは特にやりまわしの時などは、進軍ラッパのようにテンポが速くて激しい。 ところがこの灯入れ曳行は、ゆったりした優雅なものである。しかもよく見ると、だんじり内の演奏者が全て子供達だったのには、驚いた。そういえば、だんじりを引っ張る綱を引く先頭には、法被を着た子供達が多かった。だんじりの大屋根を見上げると、大工方のお兄さんが、両手に「大工方」と書かれた細長い提灯を、左右にゆっくり振っていて、どこそこ情緒を感じさせられた。 (5)纏先頭に岸城神社へ宮入り
まず、纏(まとい)が現れる。町内ごとに、様々な色と形をしている。それを前触れとして、だんじりを引っ張る綱の先頭に近いところ(綱先)を法被を着た小学生とおぼしき一団が引いて来たと思うと、綱中を中学生が引き、だんじりが現れる。大屋根には大工方がいて、調子をとる。曲がり角に差し掛かると、だんじりの綱の根元に近い綱元の青年団が力を込める。前梃子の2人が、だんじりの前の両側にある棒を曲がる側の地面に差し込んで抑え、そちら側に曲がる。だんじりの後方では、後梃子という棒に綱を付けて、それを20人ほどで引っ張ったり肩で押したりして方向転換をする。いやはや、各世代が力を合わせたすごい労力である。感心して見物していた。
最後に、岸和田だんじり会館を訪れた。この岸和田だんじり祭は、江戸時代中期の元禄16年(1703)に始まり、300年の歴史があるという。初期のだんじりの形は、まるでトロッコの客車のようなものだった。それが進化して、今の姿になった由である。また、法被や手拭いが、各町内で独特のデザインである。それらを見ているだけでも、楽しい。また、昼間にはよくわからなかったが、実はだんじりには、非常に緻密で精巧な「彫り物」が施されている。これには、驚いた。動く芸術品なのである。また、体験コーナーというのがあって、だんじりの大屋根の模型の上に、大工方のように法被を着て写真を撮ってもらったり、あるいはお囃子の鳴り物を鳴らすことができる。なかなか良いアイデアである。それやこれやで、良い思い出をもって、岸和田を離れた。
2.仁徳天皇稜
3.あべのハルカス
4.神戸元町のドリアン 神戸元町に宿をとり、神戸の高浜岸壁に行って、夜景を撮るつもりでいた。ところが、神戸に午後7時半頃に到着したときには、台風16号の影響で、かなりの雨になっていた。残念ながら夜景写真は諦めて、ホテルにチェックインしてから、中華街の南京町や元町商店街を散歩した。ところが、東京と違って、もう大半のお店が店仕舞いしている。実は小さい頃に好きだった高砂のきんつばをお土産にと考えていたが、既に閉まっていた。僅かに空いているトロピカルフルーツの店があり、ふと見ると、ドリアンを売っていた。触手が動かないでもなかったが、タイ産の大粒で量が多い上に、1個8,500円もしたので、諦めた。
5.姫路城と好古園 ![]() 平成の大修理が終わった姫路城に行くつもりで、新神戸駅から新幹線に乗った。姫路駅に着いてみると、駅前から北へ続く大通りの先に、姫路城が真っ白い優雅な姿を現している。私は、前回は平成20年7月に訪れている。その翌年に平成の大修理が始まり、昨27年に完了した。この大修理で、それまで少しくすんだ白色の城だったのが真っ白になったというので、その様子を確かめたかった。こうして現にその姿を見ると、確かに、白鷺城という名に相応しく、真っ白になっていた。
6.神戸布引ハーブ園 姫路から新神戸駅に戻った。そこから北野異人街にも行けるが、今回は、ロープウェイに乗って、布引ハーブ園に行くことにした。前回はせっかく行ったのに、悪天候で十分に楽しめなかったからである。いわば、落穂拾いのようなものだ。ロープウェイに乗って山麓を上がって行くと、神戸の街並みがよく見える。今回は雲空とはいえ、天候がもっている。バーブ園の三つ子のグラスハウスを越えて、山頂駅に着いた。神戸が一望の下にある。
7.鉄人28号モニュメント 新神戸駅で、新幹線の切符をもう少し早めの列車にしてもらおうとしたら、三連休の最終日のため、予定通りにはいかず、出発時刻まで1時間半も時間が余ってしまった。では、どうするか。突然思い出したのが、新長田駅の鉄人28号モニュメントである。「鉄人28号」と聞いて、ピンと来るのはもう70歳代に近い人ではないかと思う。私が中学2年の頃に、テレビでアニメが放送されていた。 かつて日本陸軍が秘密兵器として作ったロボット「鉄人28号」を使って、少年探偵の金田正太郎が悪者を懲らしめるというストーリーだった。作者は、横山正輝である。しかし、鉄人28号は、知能というものを全く持ち合わせていない。小さなリモコン装置を使えば、金田少年だけでなく誰でも操作できるので、人口知能が幅を利かす現代の技術水準からすると、まるでブリキ製のおもちゃと変わらない。ところが、私のようなその当時の少年からすれば、あんな大きなロボットを、小さなリモコン装置で意のままに動かすこと自体が格好よく、ハラハラドキドキしながら見ていたことを思い出す。
さて、これを最後にこの三連休の旅を終えた。東京の家にたどり着き、家内の顔を見て、なぜかホッとした。いやそれにしても、岸和田のだんじりと姫路城のほか、ずいぶんあちこちに行ったものだ。家内からは、「若い女の子みたいに、楽しく遊んでいますね。」と言われている。しかし自分では、好奇心のある証拠で、これをなくしたら、それはもう、人生が終わりの時だと思っている。 (平成28年9月19日著) (お願い 著作権法の観点から無断での転載や引用はご遠慮ください。) |

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