悠々人生エッセイ


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 パソコンやiPad、iPhoneのインターネット接続に使っている無線ルーターの動作がおかしい。2.4GHzと5GHzの二つのチャンネルのうち、5GHzの接続が不安定になってきたのである。調べてみると、この無線ルーター(エレコムWRC-1750GHBK2-1)は、2015年6月8日に購入している。10,778円だ。そんな昔だとは思わなかった。この間、暗号方式だって進化しているだろうし、放っておいてはセキュリティ上も問題である。そこで、買い換えることにした。

 私のマンションは、バッファローの無線ルーターを使っている家が多いので、混線を避けるために前回はエレコムを選択したが、今回もそうしよう。前回はビックカメラに買いに行ったけれど、今回はアマゾンで注文する。色んな機種があったが、安さからして、WRC-X1800GS-B という機種にした。前回からわずか7年後、価格は大きく値下がりして7,591円だ。こんなに安くていいものかとすら思う。現物は翌日届いたが、色々と他にパソコンを使う作業があったし、パソコン、iPad、iPhone、プリンターの無線接続設定を再度行うのがとっても面倒に思えたので、しばらく放置しておいた。

 パソコンの作業が一段落したものだから、それでは交換しようかと思い、梱包を開いて、無線ルーターの取り替えにかかった。付属の「かんたんセットアップガイド」によると、


Step1 本製品の準備をしよう

 ええっと、品物は全部揃っている。「かんたんセットアップシート」なるものを見ると、SSID名と暗号化キーが二つ並んでいる。なぜ二つあるのか、、、一体どちらだろう、、、解説を読むと、上の方が「ホームWiFi接続情報」、下の方が「セキュリティWiFi接続情報」とあり、後者は「会社の業務パソコンなどを単体で利用し、より安全な通信をしたい方」とあるから、私の場合は前者の方だ。

 「インターネット契約の書類をご用意ください」とあって、プロバイダーとの接続IDやら接続パスワードの例が乗っていたが、私の家まで来ているインターネット回線は、光回線で個々にアドレスの割当があるタイプだから、これは不要だ。壁から出ているLANケーブルをルーターに差し込むだけでよい。


Step2 本製品を設置しよう

 ここで、二つに別れる。「初めて設置する」と「既存のルーターから本製品に交換する」だ。後の交換の方は、以前はこんなものはなかった。解説を読むと、ゼロから設定しなくとも、既存のルーターの設定をそのまま引き継げるらしい。これは便利だ。よし、これにしてみよう。そうすると、次の手順となる。

 (1)本製品の背面にある動作モードの切り替えスイッチを「ルーター」に合わせる。裏を見ると、「AP」と「ルーター」とあるので、そこの「ルーター」にポッチを合わせる。

動作モードの切り替えスイッチ


 (2)既存のルーターの電源を切らないで、そのLANケーブルを外して本製品の裏側の青い差込み口に繋ぎ、本製品の電源を入れる。

 (3)すると、本製品の正面にあるパワーランプが緑色に点灯する。


Step3 インターネットに接続しよう

 「らくらく引越し機能を使うと、お使いのWiFiルーターのWiFi接続情報を本製品にコピーすることができます。接続端末(スマートフォン、パソコン、タブレット端末などの個々のWiFi設定をやり直すことなく、スムーズにお使いいただけます」とある。これは便利だ。これを使おう。

 (1)本製品のパワーランプの状態が緑であることを確認し、裏にあるWPSボタンを15秒以上押し続け、指を離す。本製品のWPSランプが2秒点灯し、1秒消灯を繰り返すのを確認。

 (2)既存のWiFiルーターのWPSボタンを押す。コピー完了まで3分から5分かかる。終わると、WPSボタンは消灯し、2.4GHzボタンと5GHzボタンが橙色に点灯するから、そこで既存のWiFiルーターの電源を切る。

 あれあれ、ここで問題が起きた。2.4GHzボタンと5GHzボタンのいずれかが緑色に点灯するはずなのに、全然そうならない。何故だろう、、、、、思いついたのは、違和感があったStep2 の(1)だ。この図を見ると、ルーターモードに合わせるというのに、ポッチが出ていない方に合わせている。そもそも、これが間違いではないだろうか。そこで、ポッチをルーターに合わせて、再び試してみた。すると、成功した。気になったのは、2.4GHzボタンと5GHzボタンのうち、前者しか緑色にならず、後者は橙色のままだったことだが、1時間以内にどちらも緑色になった。


Step4 インターネットへの接続を確認しよう

 そこで、大丈夫かなと思いつつ、iPadから私のホームページをのぞいてみたところ、見ることができた。でも、端末のWiFi接続先は、昔の端末名のままだった。試しに、新しい接続先をクリックすると、それが正式の接続先となった。なるほど、これは便利な機能だ。今のところ、障害は特にない。とりわけ、プリンターのWiFi設定を改めてやらずに済んだ。皆さんにお勧めしたい。


(令和4年4月16日著)
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