悠々人生エッセイ



ダイソンの光る掃除機




 私は、自宅の掃除機としては、ルンバを持っている。これは便利だ。自分で走って掃除してくれるし、ゴミの吸い込みだけでなく、拭き掃除もしてくれる優れモノである。ところが、大きな欠点は、一箇所に散らばっているちょっとしたゴミを吸い取りたい時には使えないし、また掃除の効率を上げるには椅子などの家具を動かさないといけないのが面倒なことである。加えて、掃除のたびにモップに相当するバッドを洗わなくてはいけない。だから、そうしょっちゅう動かすという気にはならないのである。

 そう思っていたところ、先日、ダイソンの掃除機なるものを実際にこの手で持って動かす機会があった。基調色が紫色というのは、日本の家屋にはいささかどうかと思われるデザインだが、その掃除のしやすさには驚いた。従来型の掃除機は、まず電気コードを引き出して差し込み口に繋げてその部屋を掃除し、次の部屋に移るとそのコードをいったん外して新しい差し込み口に繋げるということを繰り返し、最後にはコードを掃除機に巻き取らせる。ところが、必ずと言って良いほど巻きとれない分が残る。そういう場合は一度コードを繰り出すなどして、何とかコードの最後のプラグまで掃除機の中に収める。これが何十年も続いた伝統的な掃除機だ。

ダイソンの光る掃除機


 ところがこのダイソンの掃除機は、コードレスだから、従来は散々悩まされてきたコードがない。いつもは充電スタンドに掛けておき、掃除する時はそこから引き出してボタンを押し、そのまま動かすだけで済む。しかも手元が軽いので、ゴミを見つけたら、実に軽快に使える。溜まったゴミの量は、手元の透明なプラスチックを見たらすぐにわかる。うーむ、手軽で便利だ。

ダイソンの光る掃除機


 これなら買っても良いかなという気になって、ヨドバシカメラに行って現物を触ってみた。何種類かのモデルを見たが、そのうち、「ダイソン史上最軽量。光らせて、見逃さない」というモデルを見つけた。なるほど、軽い上に、掃除機の先のノズルが緑色の光で照らす。あまりにも近未来的で、思わず笑えてくる。

ダイソンの光る掃除機


 最初は、この緑色の光は、単に奇を衒ったものかと思ったが、いやいや、これがどうしてどうして、本当に実用的なのである。掃除する先を横から光で照らすから、ゴミが浮き上がるのだ。それも、緑色ではなく、ゴミだけ白っぽく照らし出されるから、これから掃除すべき対象範囲が一見してわかる。従来の掃除機だと、どの部分を掃除したのかわからなくことがしょっちゅうだが、これはゴミを照らし出させているから、まだ掃除してない部分がよくわかる。これは良い。これを買おうと決めた。売り文句は次の通りだが、買ってから、毎日、便利に使っている。




Dyson(ダイソン) コードレス掃除機 Dyson Micro Plus スティック ハンディクリーナー 軽量 サイクロン 充電スタンド (SV33 FF PL) 【ダイソン史上最軽量。光らせて、見逃さない。】

【ダイソン史上最軽量】手元が軽く感じられるよう、重量バランスを設計しています。

【微細なホコリも可視化】正確な角度の光で床の表面のホコリを照らし、他のどの軽量コードレスクリーナーよりも、目に見えないゴミを可視化します。

【5段階の捕集設計】他のどの軽量コードレスクリーナーよりも、0.1ミクロンもの微細な粒子を99.99% 捕らえて、浄化された空気を排出します。

【変わらない吸引力を実現】ダイソンの革新的なサイクロンテクノロジーにより微細なホコリを気流から取り除き、変わらない吸引力を実現します。

【パワフルな1台3役】床の掃除ができるスティッククリーナーだけではなく、ツールを切り替えて布団クリーナー、車の中の掃除に便利なハンディクリーナーとしても使用できます。

【衛生的で簡単なゴミ捨て】吸い取ったゴミやホコリに触れずに、簡単にゴミ捨てが可能です。

【簡単なお手入れ】クリアビンやフィルター、プライバシーは簡単に取り外せて、水洗いが可能。

【専用充電ドック】自立式の専用充電ドックなら、本体やツールを収納しながら常時充電でき、壁に固定する必要がありません。






(令和7年2月21日著)
(お願い 著作権法の観点から無断での転載や引用はご遠慮ください。)





悠々人生エッセイ





悠々人生エッセイ

(c) Yama san 2025, All rights reserved