1.自然の王国 |
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アフリカ・セレンゲティ国立公園 |
タンザニアにあり、野生動物の群れが何十キロも列をなし、エサを求めて毎年季節的に大移動を繰り返す広大な自然公園であり、西はタンザニア湖、東は大地溝帯に挟まれている。ヌーが200万頭、ガゼルが150万頭、それを追うライオンが2000頭などが生息している。 |
2 |
カナディアン・ロッキー |
アルバータ州とブリティッシュ・コロンビア州との境にある七つのロッキー・マウンテン公園で、クロクマ、オオカミ、ムース、エルクなどが生息する自然公園。 |
3 |
アマゾンの熱帯雨林 |
広大な熱帯雨林の中で、色鮮やかな動植物が織り成すアマゾン河流域の自然環境。 |
4 |
米国グランドキャニオン★ |
アリゾナ州北部にあり、最古の地層は20億年前という高さ1,000メートルにも及ぶ大渓谷地帯。私も小型セスナ機に乗って遊覧飛行をしたが、砂漠地帯の地表にある巨大な割れ目のようだった。 |
5 |
オーストラリアのアウトバック |
エアーズ・ロックをはじめとするオーストラリア内陸部の砂漠地帯の荒原・荒野 |
6 |
南 極 |
ペンギン、あざらしなどが生息する平均気温マイナス35度の地表で最も寒い大陸。最近、多くの観光客が訪れるようになった。 |
7 |
ベネズエラ・ギアナ高地テプイ |
サバンナと森の上に立つ切り立った崖と平坦な頂を持つ卓状大地。100ヶ所ほどある。綿菓子のような雲に取り巻かれ、熱帯植物が豊かで、何百もの滝がある。写真で見たが、熱帯の空中にぽっかりと浮かぶ緑の島のようなものである。 |
8 |
ガラパゴス諸島 |
西洋の赤道上、エクアドルの西960キロ。面積はハワイの半分。1883年、チャールズ・ダーウィンがビーグル号で訪れたことで有名。ゾウガメやトカゲを見て、進化論の着想を得たという。 |
9 |
アフリカ・サハラ砂漠 |
世界最大の砂漠で、米国と同面積。高温と砂まじりの暴風が吹き荒れる気候。ベルベル人、ティブ人、トゥアレグ人。砂漠の表面は70度にもなる。しかし、数万年前までは、緑豊かな森林だったらしい。 |
10 |
パプアニューギニア |
熱帯雨林の中で、未だに原始の生活形態をとる種族が生活をする秘境。 |
2.カントリー |
11 |
フランス・ロワール渓谷 |
フランス中央部にあり、最も純粋なフランス語を話す地域。シュノール城とワインで有名。 |
12 |
フランス・ペリゴール・ノワール |
フランス南西部ドルドーニュ県にあり、豊かな森が広がる。プロバンス語を話し、ラスコーの洞窟でも有名。 |
13 |
イングランド・湖水地方★ |
イングランド北西岸にあり、多くの湖と自然が残る地域。ウィンダミア湖などがある。私は、家族でそのほとりにある「Old
England Hotel」に泊まった。蔦のからまる歴史あるホテルで、部屋に入ると子供のベッドが二段になっていて、たいそう喜んでいた。家族そろって町に出て散歩すると、当時は東洋人の家族連れは珍しかったのか、道ゆく人にじろじろと見られた。 |
14 |
イタリア・トスカーナ★ |
フィレンツェとその周辺の地域で、街道は古代そのままの雰囲気を、市内は中世の繁栄した雰囲気を残すところである。私たちは、フィレンツェの中央にある小高い丘から市内を見下ろした。 |
15 |
アルプス山脈★ |
マッターホルン、シャモニーの谷、モンブランであり、美しいとの一言。サウンド・オブ・ミュージック中で、最後に一家がそろって国境を越えようとするときの、あの世界である。 |
16 |
ノルウェー沿岸部 |
海岸線が入り組んだフィヨルドと小島の織り成す海辺。 |
17 |
米国西海岸ビック・サー★ |
モントレーから南のサンシメオンまでのカリフォルニア州の海辺。モントレーは、南欧風の美しいこぢんまりとした町で、市内には、松林が広がるので、ひょっとすると、ここは日本かと見間違うくらいである。確か、クイント・イーストウッドが、環境保護派として立ち上がり、市長を務めていたと記憶している。 |
18 |
米国バーモント州 |
米国東部の自然のままの地域。ついちょっと前までは、「あんな田舎」といって、軽侮の対象となっていたというが、時代は変わり、今やもてはやされている。 |
19 |
カナダ太平洋沿岸 |
ノヴァ・スコシア州などのカナダの太平洋岸の三つの州の地域で、イングランドの香りと素朴な雰囲気を残しており、赤毛のアンの世界。 |
20 |
ニュージーランド北島★ |
オークランドとウェリントンが都会であるが。全体としては人口も少なく、原生林が広がる。私の友人で、警察官さんだった人が、引退後はここに住みたいということで、本当に移住してしまった。 |
21 |
ベトナム・ダナン★からフエ |
国道1号線沿いに110キロ続く地域。水田、山と海、村が連なり、人間と自然とが融合。その途中に、ホイアンがある。 |
3.世界の都市 |
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米国ニューヨーク★ |
いわずと知れた世界第一の大都会である。私も、行くたびに町の印象が変わる。私が1980年代半ばに行ったときは、すべてに感激し、自由時間にはもっぱら美術館めぐりをしていた。80年代後半から90年代全般にかけては、治安が悪化し、あちこちの公共施設がホームレスに占拠され、ブロードウェイを散歩するのは危なかった。それが、世紀が変わる頃には、ジュリアーノ市長の辣腕のおかげで、治安がすっかり回復し、自由に地下鉄に乗ったり、ブロードウェイを散策できるようになった。 |
23 |
トルコ・イスタンブール |
アジアとヨーロッパの境にあり、一度行ってみたいという都市の第一である。ブルー・モスクは16世紀の建造とのこと。 |
24 |
スペイン・バルセロナ★ |
カタルーニャ地方にあり、何百年もかけて建築中のサグラダ・ファミリア教会が有名。 |
25 |
中国・香港★ |
あの小さな地区に、これほどまでに建物を押し込めるものかと驚嘆するほどにパック詰めされているのが香港だ。返還の直後と2015年に行った。返還の直後はお祭りムードと前途へのそこはかとない不安を感じたが、それから18年後のときは、やはり一国二制度の矛盾が現れており、その後の騒乱の種が巻かれていた。
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26 |
ブラジル・リオデジャネイロ |
あの丘の上のキリスト像は、いい。人種のるつぼで、カーニバルに、ぜひ一度は行ってみたい。ただ、丸一日、飛行機に乗っていかなければならない。アルゼンチンに行ったときには、もう懲りた。 |
27 |
フランス・パリ★ |
パリはどこをとっても美しい町だし、美術品と歴史の塊である。近代の歴史にもっとも貢献した都会である。東京も、こんな街造りができないものか。もっとも、このパリの町並みは、ナポレオン三世時代の某男爵が強権を発動して強引に進めた結果だという。現代日本では、無理だろうなぁ。 |
28 |
イスラエル・エルサレム |
一時はイラクからいつ生物化学兵器のミサイルが飛んでくるかという時期があり、あるいは最近ではハマスがいつロケットを打ち込んでくるかもしれないという懸念もあるが、2000年もの歴史を感じとることができる町であり、平和が回復したら、ぜひ行ってみたい都市のひとつである。 |
29 |
イギリス・ロンドン★ |
ロンドンを載せるなら、なぜローマを載せないのかという異議を唱えたくなるが、それはともかく、大英博物館やウィンザー城は、国力と富というものについて、つくづく考えさせられる。 |
30 |
イタリア・ベネチア★ |
ベネチアのサンマルコ寺院の前に立ったとき、何か親しげな感じがした。なぜだろうと思いをめぐらすと「そうだ。これは浅草の浅草寺と同じ雰囲気だ」ということに気がついた。あの、ざわざわとした様子、鳩が群れをなして餌をついばむ風景。まったく同じじゃないですか。その帰りに乗ったゴンドラで、うちの子供が櫓を漕がせてもらって、悦にいっていた。 |
31 |
米国・サンフランシスコ★ |
私は、アメリカの大都会の中では、サンフランシスコがもっとも住み安いのではないかと思う。何しろまず、あちこちが美しい。花に囲まれて曲がりくねった論バーと通り、坂の多い町、フィッシャーマンズ・ハーバーをはじめとする港近く、ゴールデンゲート。それに、不思議な気候。つまり、真夏でも霧が覆ってくると急に気温が下がってオーバーが欲しくなるほどで、一年を通じてそれほどの気温の差がないことなど。 |
4.人類の遺産 |
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インド・タージマハール |
インド北部のアグラにある。一度行く機会があるにはあったが、日帰りでようやくたどり着けるようなところだったため、断念。ムガール帝国の皇帝シャー・ジャハーンが愛妃ムムダス・マハルのために建てた霊廟とのこと。スケールが違う。 |
33 |
米国・メサ・ベルデ国立公園 |
コロラド州南西部のモンテズマ渓谷にある断崖住居で、14世紀まで栄えたブエプロの住居跡とのことだが、これはかなり趣味的な選択だと思う。アメリカ人しか知らないのでは。 |
34 |
エジプト・ピラミッド★ |
ピラミッドとスフィンクスは、人類最古で最大の建造物群。私は、退職してようやく行くことができ、ルクソールからアブシンベル宮殿、ギザのピラミッドまでを一周してきたが、最高気温が48度と、正に死ぬ思いだった。 |
35 |
ギリシア・アクロポリス |
丘の上のあの遺跡だが、前世紀初頭のトルコ軍の砲撃さえなければ、昔のままの優美な姿を見ることができたはずなのに、まったく惜しいことだ。エーゲ海観光のついでに、ぜひ寄ってみたい。 |
36 |
ペルーのマチュピチュ★ |
マチュピチュ遺跡は、クスコの北西122キロにある3000メートル級のアンデスの山々に囲まれた遺跡である。15世紀のインカ時代に建設されたというが、実際に行ってみると、その神秘的なたたずまいに驚いた。 |
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中国・万里の長城★ |
秦の時代から、北方民族の侵入に備えて営々と築かれたものだが、たいへんな労力を使ったものである。北京近郊のものに行ったことがあるが、見物人でごった返していて、いやまあたいへんだった。しかしこれは、観光用に解放軍が復元というか、ほとんど一から作り直したもののようだ。なお、本物の長城はあちこちに残っているが、最近は近くの農民が建物や道の材料に持ち去ってしまい、どんどん破壊されているという。 |
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バチカン市国★ |
世界最小の独立国家にして、何億人という人々の宗教生活を規律している特殊な国家である。行ってみると、ローマの街中にあって、実に大きな美術館の中にいるようだ。入り口には、例の恰好をしたスイスの傭兵がいた。 |
39 |
カンボジア・アンコール遺跡 |
カンボジアが世界に誇る遺産であるアンコールワットをはじめとするアンコール遺跡群。内戦が続いて、一時はどうなることやらと言われたが、幸いにして、残ったらしい。東南アジアのジャングルに埋もれた大きな仏教やヒンズー教遺跡である。。
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40 |
ヨルダン・ペトラ遺跡 |
ヨルダンの南西部ナジ・ムーサの町の近くにある。2000年前、ナバティア人が砂漠の砂岩を削って作った都市である。シクと呼ばれる岩の裂け目のような細い道を約2キロ歩いたその先にある。 |
5.パラダイス |
41 |
ギリシャの島々 |
いわゆるエーゲ海観光のことだ。ロードス島など、青い空と紺碧の海、真っ白い雲と島の取り合わせである。 |
42 |
太平洋の島々・パラオ |
パラオ諸島で、今風に言えばダイビングのメッカである。色とりどりのさんご礁と熱帯魚の自然。 |
43 |
英領バージン諸島 |
プエル・ト・リコの東の英直轄領であり、大西洋とカリブ海へだてる45の島から成る弓状の島々から成る。もちろん行ったことはないが、南国の楽園。 |
44 |
イタリア・アマルフィ海岸 |
ナポリの南50キロのところにある中世の海運国家の跡で、写真で見ると、小さな湾に中世そのままの町並みが広がっている。日本でいうと、熱海のような雰囲気。 |
45 |
米国・ミネソタ州の湖水地方 |
ミネソタ州で、カナダとの国境地帯にある。1000あまりの湖沼から成り、自然そのまま。 |
46 |
チリ・パタゴニア地方 |
強風、寒冷、予測不可能な厳しい気候の地。ビューマやフラミンゴが生息している。しかし、天国に近いという意味でのパラダイスではない。 |
47 |
米国・ハワイ諸島★ |
ナショナル・ジオクラフィック誌の自画自賛によると、「アローハ」つまり「愛」という言葉を挨拶語にしているこの地ハワイはパラダイスということになる。米国本土から日本に帰る途中で、時差調整に最適。ただし、日本人が長く住もうとすると、どういうわけか白髪になるのが早い。 |
48 |
インド洋・セイシェル諸島 |
ここは、インド洋でインドのやや南西にある島々で構成される国。ダイビングのパラダイスという有名で、私も一度はここで潜ってみたい。 |
49 |
インド・ケララ州 |
ケララは「ココナッツの国」という意味らしい。インド南西部の熱帯性気候の州で、椰子の木と水田の稲穂が豊富とのこと。アジアの貧しい農村だが、実は楽園だという。 |
6.その他 |
50 |
宇 宙 |
これは、ううーんと言いたくなるが、どうやら私は行けそうもない。確かに、一度は行って「地球は青かった」と評してみたい気もいないではないが、途中が大変そうなので、やっぱり遠慮しよう。 |