茨城県の山間地にある袋田の滝は、かの西行法師が「春夏秋冬いずれの季節にも来てみなければ、その価値はわからない」と絶賛したと言われる。ちなみに、西行法師の歌は、次の通り。

 花もみち 経緯にして 山姫の
 錦織り出す 袋田の瀧


 その意味は、「この袋田の滝は、紅葉と滝の水の流れを、あたかも縦糸と横糸にして、山に住む女神(山姫)が美しい錦の布を織り出しているようだ。」

 そこで、私も一度は見てみたいと思っていたが、この度、秋の紅葉の季節に行くことができた。実際に行ってみると、驚いたのは、川の脇の山腹に、200mを超えるトンネルを掘って、そこから滝を眺められるようにしてあることだ。しかも、最深部から50mを垂直にエレベーターで上がって、四段ある滝の上まで見られるようにしてあった。この滝は、水が四段に落ちることから「四度(よど)の滝」とも呼ばれているそうだ。惜しむらくは、もう少し、紅葉の木が豊富にあったら、もっと錦秋を感じられたのにと思うことだ。

 その他、竜神峡、花貫渓谷にも立ち寄った。中でも竜神峡は、本州一の吊り橋だという。









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