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表 紙 の 写 真 集


皇居のしだれ桜

 私はいつも自動車での通勤途中に、皇居大手濠から桔梗濠にかけての内堀通りを通るが、四季折々にその車窓から眺めるこれらのお濠の諸々の美しさが気に入っている。いまの季節は、もう何といっても満開の桜である。しかもそれは、染井吉野ではない。普段はお堀端にひっそりとたたずんでいる何の変哲もないもので、全く目立たない風を装っている木だが、実は桜の木であることが、面白いのである。

 ご承知のように皇居のお濠端には、美しい柳の並木が、たくさん植えられている。この桜の木は、普段はそれらの柳と区別がつかないほどの「しだれ桜」である。つまり、まるで柳の擬態をしているようにも思えてしまう木なのである。

 ところがこの季節になると、「よし、やっと私の出番よ」とでもいうように、驚くほどの変身をみせる。いつもは柳のようにだらりと垂れ下がっている幾本もの小枝だが、そこから、これでもかと言わんばかりに、見事な桜の花を満開に咲かせる。本当に見事な、すばらしい景色である。

 あまりの美しさに、ちょっと車を停めてもらって、あわてて撮影したのが、この写真である。本物の美しさの何分の一かでも、その移ろい行く桜の美を残せたらと思う。

(2004.3.31)
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エッセイ 「桜の季節」

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白山神社の紅梅

 文京区白山に、あじさい祭りで有名な白山神社があり、そこで見かけた紅梅である。一咋年、湯島天神で撮った白梅と並べれば、ちょうどよい。この平和な花を眺めていると、2月もそろそろ終わりかけて、もうすぐ3月だなぁと思う。しかしそれにしても、今年の冬は暖かかった。この調子では、夏はひどく暑いのではないかという予感がする。これも、地球温暖化のせいであろうか。

(2004. 2.23)51
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白山神社の紅梅

シベリアからのお客様

 私の郷里の先輩でおられる中川守男様が撮影して電子メールで送っていただいた写真。中川様のコメント:「自宅近くの小さな池に、毎年白鳥が来ます。(呉羽カントリー近く。田尻池ー古代からの食べ物,マコモが生えているからと言うことです)今年の白鳥を添付します。灰色がかったのが、今年シベリアで生まれた子供との事です。やはり、子供は『醜いアヒルの子』の話は本当のようです。」

(2004.1.12、中川守男様撮影)50
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(中川守男様撮影)

平成十六年 元 旦

新年のご挨拶


 また新たなる年を迎え

 皆々様ご一家ご一同様の

 ますますのご繁栄とご健康を


 心からお祈り申し上げます

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勤続30周年を迎えました。今年もよろしくお願いします。

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薬師堂の干支の申

上野動物園

 久しぶりに近くの上野動物園に行った。もう寒い時期なので、熱帯出身が多い動物たちには辛い季節であるが、何年かぶりに動物園に行ったので、なかなか面白かった。たとえばこのゴリラ、名前はムサンくんというわけだが、その仕草たるや、あるときは哲人のような、またあるときは、大きな子供のような表情をみせる。ついでにレストランで、「ゴリラの食事」というものがあったので、面白くて頼んでみた。バナナ、魚の煮干、ピーナッツ、小松菜、食パンその他が入っていて、なかなかのものである。
(2003.12.7)48

            

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上野動物園のゴリラのムサシくん

海上自衛隊観艦式


10月26日(日)のよく晴れた日、朝9時半から横須賀を出港し、午後4時頃に帰港した。いくつかの護衛艦のうち、「しらね(DDH143)」(基準排水量5200トン、速力32ノット、乗員数350名)に乗船した。
(2003.10.26)47

            
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護衛艦「しらね」

東大植物園


 文京区の東大植物園に、テクテク歩いて行ってみた。お目当ては、11年ぶりに咲いた世界で最も背の高い花「アモルフォファルス・ギガス」(3メートル)だったが(注)、残念ながら一週間の命だったらしくて、もはや見られなかった。

 その代わり、植物園のあちこちで咲いている「ひがんばな(曼珠沙華)」を堪能した。いままで、池のあたりを散策するのが常だったが、奥の温室付近を散歩し、そのまま高い木々の生い茂る近辺を通っていったが、これが都会の真ん中とは思えないほど、山歩きをした気分だった。さらに、池の近くの元東京医学校舎を見て明治の雰囲気を味わって帰った。

(注)「アモルフォファルス・ギガス」インドネシア・スマトラ島に固有の希少植物で、サトイモ科に属する。
(2003.9.23)46

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東大植物園内の元医学校舎

奥入瀬

 奥入瀬渓谷と十和田湖に行く機会があった。青森県まで延々時間をかけて行くのかと思っていたら、新幹線ができている。それを使って東京から3時間と少しで青森県八戸に行き、さらに1時間余りで十和田湖のほとりに到着。東北も本当に近くなったものだと実感した。

 実は、奥入瀬には、1970年秋に一人旅で来たことがある。北海道に行く途中で秋田県側から入ったものであるが、奥入瀬から八甲田を抜けて青森市に行き、そこから青函連絡船に飛び乗った。大学時代のことで、今から33年前のことになる。懐かしい限りで、そのときの写真をスキャナーでパソコンに取り入れていて、時折眺めることもある。しかし、今回びっくりしたことは、現実に目の前にある風景が、その33年前の写真や記憶とほぼ同じだったことである。

 もちろん、奥入瀬渓谷には、今ではビジター用のトイレや散策路などが整備されている。いうまでもなく、そういうものは33年前にはなかった。しかし、渓谷を流れる川の水や苔むした岩の感じが、昔のままなのである。加えて十和田湖の風景も、これまた33年前そのものなのには、実に驚かされた。自然保護が徹底されていたからか、それとも地域がとんと発展してこなかった証左なのか、いろいろとこれを解釈することができようが、いずれにせよ自然が昔通りに残っているのは、喜ばしい限りではないか。

 宿についたら、ねぶたの義経と弁慶の像があった。仙台の七夕と秋田の竿灯と並ぶこの東北三大祭り、一度は見てみたいものである。それやこれやで、何とも楽しい旅となった。


 奥入瀬や
 想いを馳せる
 安宅関



(2003. 6.30)45
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奥入瀬渓谷美 その1
奥入瀬渓谷美 その2
ねぶた弁慶
ねぶた義経

オニバスとカズラ

 新宿御苑で温室の中に入ったら、このパラグアイオニバスの紫色が非常に印象的であった。またこの不思議な花というか実というか、やっぱり花らしいが「ヒスイカズラ」というのにはびっくりした。
(2003.4.20 家内撮影)44

新宿御苑のヒスイカズラ
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新宿御苑のパラグアイオニバス

六義園のしだれ桜

 駒込にある六義園は、今は「しだれ桜」の季節である。ご覧のとおり、とても大きなもので、京都は祇園の八坂神社のものと遜色がない。もっとも、先方の方が本家と思っているのかもしれない。しかし、こちらの六義園も歴史という点ではなかなかのもので、柳沢吉保が元禄15年(1702年)に開園し、明治期に三菱の岩崎弥太郎の別邸となって、現在は国の特別名勝となっている。同じ文京区内にある水戸藩の小石川後楽園と比べると、六義園の方が広くてゆったりとしている。
(2003.3.28 家内撮影)43

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お見舞いの花束

 身内の入院に際し、東京からすぐにはお見舞いに行けないので、とりあえず送らせてもらった花束である。入院したのは、花がたいへん好きな人なので、春らしくかわいい花をと、家内が近くの花屋でいろいろと相談して、作ってもらったもの。あて先の病院名を言うと、そこの店員さんが105で調べて直接その病院に電話を掛け、住所と病室名を調べてくれるという手際の良さ。あて先は地方なのに、午後に頼むと、もう翌日の午前中に着くという。何とも便利な世の中になったものだ。お早い退院と、ご快癒を心からお祈りしよう。
(2003. 3. 8,家内撮影)42

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お見舞いの花束

下町のお雛さま

 近くの区立の施設で、区民の集まりがあり、戦災で焼け残った下町らしく、各民家のご自慢のお雛様が飾られていた。もっとも古いのは、昭和3年のもので、近くを歩いていたお爺さんが「俺より古い」といっていたのは、おかしかった。しかし、笑い事ではない。昭和27年製と、私の年に限りなく近いものもあった(実は、私はもっと古い)。このお雛様は、なかなか美しい、きりりとした顔をしていて、感心した。いずれも、かわいい娘のために、心を込めて選んだものなのだからであろうか。

 それはともかく、家内はときどきインターネットの電子カード(http://www.ynot.co.jp/)を利用しているが、その中でとても面白いものがあると教えてもらった。

 家内から送られてきた電子カードは、ひな祭りが題材になっている。開けて出てきたお内裏様とお雛様、それに五人囃子にマウス・ポインターをもっていくと、それぞれのところで、笑い声や、鉦、篳篥、囃子声などが聞こえるという凝りに凝ったカードである。コンクールがあれば賞を差し上げたいくらいに、とても面白く、ほのぼのとした気持ちにしてくれるものである。

(2003. 2. 18)
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平成3年のお雛さま
平成3年のお雛さま



昭和27年のお雛様
昭和27年のお雛さま

湯島天神の梅まつり

 2月といえば、受験のシーズンというわけで、近くの湯島天神には、受験生とその家族で連日にわたり大賑わいとなる。もっとも、賑わっていると思うのは我々外野席の人間の考えであって、受験生と親たちはまさに必死の様相である。奉納される絵馬も非常に大量の数になってきて、まるで駱駝の背のように盛り上がってきている。

 しかしその一方で、2〜3月にかけては、湯島天神の守り神、菅原道真公をしのぶ梅まつりの季節でもある。境内にはちょっとした舞台が設けられていて、そこでは講談、日本舞踊に詩吟剣舞、果ては大道芸のバナナのたたき売りの類が毎土日に繰り広げられる。それに混じって、ご覧のような「ベリーダンス」とやらまで演じられているのであるが、いったいどういう考えによるものなのか、さっぱりわからないのである。しかし、この喧噪の加減と支離滅裂さとが、まさに浅草的「下町」というものなのかもしれない。

 それはそうと、面白い絵馬を見つけた。「今年に入って、おみくじで二度の「凶」を引いたので、普通の運に変えてほしい」とのこと。いろいろな人がいるものだ。おっとっと、そんなものを見ていると、肝心の梅を見過ごしてしまう。そういえば、境内には、ほのかな梅の香りが満ちている。今年も、いい春が来そうだ。

(2003. 2. 8)
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湯島の絵馬(1)


湯島の絵馬(2)

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北陸の大雪

 お正月の三が日に北陸にいたところ、雪はほとんど積もっていなかった。ところが5日の夜になって、細かい雪がちらほらと空から舞い降りてくるようになり、「いやあ、風雅な感じだね」と言い合っていた。その夜は、ぐうーっと冷え込むようになってきたので、暖房を強くし、いつものように寝たのである。
 ところが、翌朝になり、周囲がひっそりとしている。ほとんど何の音も聞こえない。様子がおかしいと気づいて外をみると、あれま、これは大変なことだ。たった一晩で、雪が腰の高さまで積もってしまった。しかも、どんどん積もり続けていって、その日の夕方までに、積雪量はなんと81センチにも達した。県下で第二位の都市だというのに、これは困ったものだ。当然その日の夕方の飛行機は欠航。久しぶりに雪かきをやったが、いやもう腰が痛いのなんのって・・・。

(2003.1.9)39

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前日まで何もなかった世界が一晩で真っ白に。道路の高さが両脇の塀の真ん中あたりになっている。

平成十五年 元 旦

新年のご挨拶


 あらたまの 

 年を寿ぎ 集ひ逢ふ


 家族の顔に 希望みつ

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平成15年は羊年のお飾り




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