11月に入ってようやく肌寒くなってきた。銀杏も、少しは色づき始めた。しかし、なかなか本格的に黄色くならない。とうとうしびれを切らして、11月の末になって、東京大学の本郷キャンパス内での写真を撮ってきた。日頃親しんでいる散歩道でもあり、職場でも研究の場でもあるが、いざ写真を撮ろうとすると、これがなかなか難しい。特に、日光の入り方によっては、同じ建物でも全く印象が違ってきてしまう。東京大学の場合は、その建物の向きのせいか、どちらかというと、午後より午前の方が撮りやすいと思う。

 このうち、写真番号30までは11月24日の撮影で、31以下はその一週間後の12月3日の撮影であるが、たった一週間の違いは大きかった。特に東大正面から安田講堂にかけての銀杏並木が、ついこの間は緑一色だったのに、黄色へとみるみる間に色づいたのには驚いた。自然の移り変わりは、かくのごとく早い。

 そして、次に驚いたことは、三四郎池の紅葉である。池面に紅葉が映えて、ここが都心の大学の真ん中にあるとは思えない。まるで、深山幽谷の趣きがある。

                (平成18年12月3日記)

本郷の 銀杏に秋が 駆け抜けり



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