さて、引き続き「ゆかた屋」さんにもらった「舞妓
 
はん」の基礎知識を見てみたい。「舞妓」はんとは、
 
例のとおり、あでやかな振袖の着物に、首までかかる
 
白塗りの化粧、おちょぼ口のような赤い口紅、足首の
 
近くまでの長さがある「だらりの帯」、それに高さが
 
10センチあまりの女物の高下駄の「おこぼ」を履い
 
ている。なお、その衣装は華やかだが、その反面で、
 
とても重いらしい。たとえば冬衣装などは20キロ近
 
くになるとのこと。びっくりした。ちなみに、舞妓に
 
なるための修業期間が半年から一年で、舞、三味線、
 
鼓などの芸事のほか、行儀作法、茶の湯、生け花など
 
も習うらしい。この時期の子を「おちょぼ」「仕込み
 
さん」というとのこと。その時期を過ぎるとお茶屋で
 
お座敷の礼儀作法・しきたりを学び、これを「見習い
 
」というらしい。それから、「おみせ出し」となり、
 
舞妓さんとなる。その舞妓として4〜5年が過ぎると
 
衿かえという儀式を経て、芸妓となる。なお京の花街
 
は五つあって、祇園甲部、宮川町、上七軒、先斗町、
 
祇園東とのこと。
 
         (平成19年 7月15日記)
 



 










January 21, 2007. 京都・祇園コーナーにて
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(出典) 背景 (夢の箱 様)