悠々人生・邯鄲の夢エッセイ



不忍池の蓮の蕾




 7月のとある吉日、赤坂山王神社において、直系くんのお宮参りを行った。その日の主役の直系くんはフリル付きの白い可愛い服を着て、パパとママに抱かれ、3歳になったお姉さんに付き添われている。そして、我ら夫婦とママのご両親が参加した。気温が32度にもなる暑い日で、蝉がジンジンと元気よく鳴いている中、まず皆で写真館に立ち寄り、家族写真を撮った。直系くんは、生まれて以来どんどんミルクを飲み、体重がもう2倍近い5kgになり、皆を驚かせている。顔もふくよかになった。それだけでなく、余計な泣き方はせず、いつも非常に機嫌が良く、育てやすい子だという。そういう点は、パパとそっくりである。お姉さんも、赤ちゃんを可愛がってくれて、良い関係にある。

直系くん


 写真館では、直系くんが主役だから、カメラマンの助手が音の出るおもちゃであやして直系くんの注目を引き、正面を向いた写真を撮ろうとして、一生懸命に奮闘してくれた。それが、(1) 直系くん1人、(2) 一家の4人、(3) 8人全員と3回も重なったのに、直系くんは一回も泣き声を上げることもなくやり過ごした。これは、かなりの大物になるという予感がする。

次いで本殿隣の夢殿へ行き、お祓いをしてもらった。まずは、神主さんがパパとママ、そして直系くんの名を読み上げて、その一家安泰と健やかな成長をお祈りし、丁寧にお祓いをしてくれた。それから巫女さんが舞いを奉納し、最後に全員で鈴を鳴らして二礼二拍一礼をし、お神酒をいただいて無事に終わった。皆で平和な気持ちになり、直系くんの将来に幸あれとそれぞれ祈りながら、自然解散した。





(平成28年7月31日著)
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