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目 次 |
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| 1 | 常時SSL化に伴う問題と背景 | ||
| 2 | 問題の解決と詳細分析の開始 | ||
| 3 | 常時SSL対応カウンター設置 | ||
| 4 | Googleアナリティクス4とは | ||
| 5 | アナリティクス4用語と解析 | ||
| 【後日談】アクセスが急増! | |||
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1.常時SSL化に伴う問題と背景
2019年春頃から、インターネットを閲覧するブラウザのセキュリティが徐々に強化されてきて、その余波が私のサイト(悠々人生)とそのブログ版にまで及んできた。まず、私のホームページ中に設置していた「アクセス・カウンター」(CGI)が作動しなくなった。これは、サイトを訪れたのは何人かを数えてくれるもので、それなりに重宝していたのに、それが動かなくなったのである。 それだけでなく、私のブログに接続するアドレスが「常時SSLに対応していない」などと、ブラウザーに警告表示が出るだけでなく、2024年頃から、そもそもプログのページに全く繋がらなくなった。 もう少し詳しく言えば、ブラウザーで閲覧すると、Edgeの場合は「接続がプライベートではありません。攻撃者が、blog.uu-life.com から個人情報 (パスワード、メッセージ、クレジットカードなど) を盗み取ろうとしている可能性があります」と表示される。Safariの場合も「サーバーとセキュリティ保護された接続を確立できなかったため、ページを開けません」と表示されて、いずれの場合も、私のブログまでたどり着けなくなった(その詳細については、私が書いた徒然314.ブログ閲覧数の激減と回復を参照のこと) その背景を調べてみた。SSLは、Secure Sockets Layer(セキュア・ソケッツ・レイヤー)の頭文字を取った略称である。それは、 Secure(セキュア) :安全な、しっかり固定された Sockets(ソケッツ):接続口(コンピュータ同士をつなぐ口) Layer(レイヤー) :層 というもので、これを繋げると「ネットワークの接続口に、安全のための(暗号化の)層を重ねる」といった意味合いである。なお、本来の「SSL」という規格はすでに脆弱性が見つかったため廃止されており、現在はその後継である TLS(Transport Layer Security) という規格が使われているが、SSLという言い方が定着しているので、ここでは、引き続きその名称を使うこととする。 それでは、なぜSSLが必要になったかということをGoogle Geminiの助けを借りて、例え話で説明すると、次のようなことである。かつては、重要な部分だけを対象にする「一部SSL」にとどまっていたが、それだと、いわばホテルのロビーや廊下は誰でも覗き放題で、自分の部屋(ログイン画面)に入るときだけ鍵をかけるような状態だったから、廊下を歩いている姿や、誰と話しているかは外部から丸見えだった。 それが、今では常時SSL化された。これは、ホテルの建物自体が特殊なシェルターになっており、入り口から中への移動、部屋での滞在まで、外部からは一切中が見えない状態である。こうすることにより、 @ 改ざん防止(通信の途中で、第三者が勝手に広告を差し込んだり、偽の情報を混ぜたりするのを防ぐ) A 本人確認(このサイトは偽物ではなく、本物の運営者のサイトである」という証明書が付帯する。) B 高速化(最新の高速通信技術(HTTP/2など)は、SSL化されていないと使えない仕組みになっている。)という効果が生まれる。 さて、いつ頃からそうなったか、その歴史を紐解くと、2014年にGoogleが「SSL化されているサイトは、検索結果の順位を少し優遇する」と発表した。これにより、企業のサイトが一斉にSSL化への対応を始めた。ところが、SSL証明書は「年間数万円」もかかる高額なものだったために、普及の範囲は未だ限定的だった。しかし、2016年になると「Let's Encrypt」のサービスが登場して無料かつ自動でSSL化できることになり、これにより個人サイトのSSL化が爆発的に普及した。 この流れを決定的にしたのは、2018年である。世界で最も使われているブラウザ「Google Chrome」が、SSL化されていないすべてのサイトに対して、アドレスバーに「保護されていない通信」という赤い警告を出すようになった。これが更に進み、遅くとも2024年夏前には、前述の通り、ブラウザの仕様が変わり、常時SSL化されていないサイトには、そもそも繋がらなくなったというわけである。 2.問題の解決と詳細分析の開始 早速、この影響を受けたのは、冒頭に述べた通り、私のホームページ(悠々人生)の「アクセス・カウンター」(CGI)である。これは、表紙のページに何件のアクセスがあったかという累積数をカウントするものである(ただし、各ベージへの接続数まではわからない)。 その設置はいとも簡単で、接続業者(ロリポップ)のサービスのひとつとして提供されていたCGI形式のタグを表紙のページに貼り付けるだけである。ただこれは、一部SSLに留まっていて、常時SSLではなかった。このため、先ほど述べたように、Edge、Chrome、Safariなどの主要ブラウザが常時SSL(HTPPS)環境でないものを排除するようになったので、動かなくなったというわけである。 その時の私は、そうなった原因も対策もよく分からず、相談しようにもAIがなかった時代なので、多忙なこともあり、そのCGIのカウンターを削除しただけで、しばらく放置しておいた。要は、何の対応もとらなかったのである。ところが、最近、AIの能力が飛躍的に向上したことから、調べたら的確な答えが返ってくるようになった。それによると、二つの方法で解決できそうなことが分かった。 第1の方法は、カウンターのタグを常時SSLに対応するスタイルに変えてしまうことである。そうすれば、従来通り、数字のアクセス・カウンターを表紙のページに設置することができる。しかし、そうすると従来のCGI形式のものと変わらないから、それだけでは面白くない。そこで、この際、次の新しい解析を試みることにした。 その第2の方法は、総アクセス数が何件かというシンプルな情報だけでなく、私のブログで似たようなサービスがあるように、読まれているページ、その滞在時間、アクセスしてくる国などの情報をとるもので、そのためのツールとして、「Googleアナリティクス4」があるということがわかった。 3.常時SSL対応カウンター設置 そういうわけで、まず第1の方法を考えることになるが、その前に従来のカウンターが「なぜ動かなくなった」のかを検討しなければならない。これは、SSL化したページ(https)の中に、SSL化されていないカウンター(http)を置くと、ブラウザが「安全ではない接続が含まれている」と判断し、表示をブロックしてしまうからである(混合コンテンツ問題)。だから、これを解決するには、@ カウンターの呼び出しコード自体を https に書き換えるか、あるいは、A 最初からhttps対応のサービスに乗り換える必要がある。 このうち、@の方策を取るとなると私の接続業者からそうしたタグが提供されている必要があるが、残念ながら現時点で提供されていない。よってAの方針でいく。ネットで常時SSL対応カウンターを調べてみたら、二つほどあるようだが、そのうち、FC2カウンターを選んだ。これは、 HTTPSページでの動作をサポートしているし、カウンターの画像が豊富だという・・・ということで、FC2の会員となり、最新の「設置用タグ」を取得した。
第2の方法である「Google アナリティクス4」は、Googleが提供してくれていて、文字通りこれ以上は望めないという完璧な解析ツールらしい。つまり、Webサイトの訪問者が「どこから来て」、「何をどれだけ見たか」を可視化する強力なツールだという。次の手順に従って作業を進めて行った。 (1)アカウント作成: Google アナリティクス公式サイトから、Google アカウントでログインし「測定を開始」をクリックする。 (2)プロパティの設定:サイト名、タイムゾーン(日本)、通貨(日本円)を入力する。 (3)データストリームの追加:「ウェブ」を選択し、悠々人生のサイトの URL を登録する。 (4)計測タグの設置:発行された次の「トラッキングコード(Google Tag)」を、サイトのすべてのページの タグの直後に貼り付ける。
しかしこの際、迷っていないで、全てのホームページに手動で貼り付けることを決断した。そのついでに、各ベージがちゃんと動いているかどうかを一つ一つをチェックすることにした。というのは、ブラウザでもうサポートされなくなったJavaアプレットが、まだ残っているページがあったと記憶しているからである。 そういうわけで、私のサイトの全てのホームページに対するGoogleTagの設置(つまり、上記のトラッキングコードをサイトに埋め込む作業)は、2026年4月中旬から始めて、毎晩それに没頭し、ようやく5月5日には完了した。3,000ページ近くに及んだ。これだけ膨れ上がったのは、特に写真の旅行サイトで、同一の旅行でその内容を細分化するため何枚にも渡ってホームページを作っていたからである。 なお、Javaアプレットが残っていたページが若干あった。もちろんブラウザの仕様が変更されていてもう動かないので、JavaScriptを使って同じような動きをするようにプログラムし直しておいた。これは、結構、頭と時間を使うので、大変だった。 5.アナリティクス4の用語と解析 そういうことで、GoogleTagの設置が完了したので、その解析を始めた。見慣れない専門用語ばかりであるから、まずはその意味を知らないと話にならない。その上で、現実の私のホームページ(悠々人生)のデータと照らし合せて、これから勉強していきたい。
(1)イベントで計測 Google アナリティクス4では、ユーザーの行動はすべて「イベント」として計測される。すなわち、
(1−2)user_engagement(ユーザー エンゲージメント):ユーザーがサイトを「実際に見ていた」時間を計測するGoogleアナリティクス4特有の指標である。ページがフォアグラウンド(最前面)で1秒以上表示された場合に計測が始まり、ユーザーがどれくらい熱心にコンテンツを消費しているかを測るのに役立つそうだ。単なるページビューではなく、このユーザーエンゲージメントを見ることにより、ユーザーがしっかりページに留まって読んでくれているかを判断する良い材料になるそうだ。 (1−3)session_start(セッション開始):ユーザーがサイトを訪れ、新しいセッション(訪問)が始まった瞬間に自動で記録される。このイベントの数は、そのまま「セッション数」とほぼ同義だという。 (1−4)scroll (スクロール):ユーザーがウェブページをどれくらい深くスクロールしたか(下まで読んだか)」を計測している指標です。初期設定は、画面の表示位置が90%に達した時にカウントされる。 (2)チャネル(セッションの参照元)の意味 これらは「ユーザーがどこからやってきたか」という流入経路を分類したものである。 (2−1) Direct(ダイレクト):流入元が不明なケースである。例えば、 @ ブラウザのブックマーク(お気に入り)からの流入 A URLを直接入力して訪問 B メールアプリやLINE、PDF内のリンク(計測パラメータがない場合)など (2−2)Organic Search(オーガニック検索):これは分かりにくかったが、GoogleやYahoo!、Bingなどの検索エンジンの無料検索結果をクリックして訪れた場合である。広告による流入は含まれない。 (2−3)Referral(リファラル):他のWebサイト(個人ブログ、ニュースサイトなど)に貼られたリンクを辿って訪れた場合である。 (2−4)Unassigned(未割り当て):Googleアナリティクス4が「どのチャネルルールにも当てはまらない」と判断した流入である。次のような場合に発生する。 @ 計測設定のミスの場合 A 広告パラメータ(utm_sourceなど)の記述が正しくない場合 B 新しいメディアや特殊なアプリからの流入で、Googleアナリティクス4がまだ分類を定義できていない場合 (3)表示回数(ページタイトルとスクリーンクラス別:これは、各ベージのどれに何件のアクセスがあったかを示す指標で、分かりやすい。もちろん、最もアクセス数が多いのが、表紙のページ(トップベージ)である。 (4)国別アクティブユーザー:前述の通り、ユーザーの属する国がどこかを示す。これも分かりやすい指標である。 (5)DAU、WAU、MAU:これらは、ユーザーの定着度(エンゲージメント)」を測るための指標である。 @ DAU(Daily Active Users)とは、1日あたりのアクティブユーザー数 A WAU(Weekly Active Users)とは、過去7日間(1週間)の総アクティブユーザー数 B MAU(Monthly Active Users)とは、過去30日間(1ヶ月)の総アクティブユーザー数 をそれぞれ意味するので、これらを組み合わせた次の指標ができる。
(5−2)DAU / WAU(週間ユーザーのうち、毎日来る人の割合):週に1回以上サービスを使う人のうち、平均して「毎日」どれくらいの人がアクセスしているかを示す。これは(5−1)のような「1ヶ月」という長いスパンではなく、「今週使った人が、今週中にどれくらいリピートしてくれたか」という、より短期的なエンゲージメント(愛着度)を測るのに適している。 (5−3)WAU / MAU(月間ユーザーのうち、毎週来る人の割合):こちらは「毎日」ではなく、「週に1回」という少し緩やかな頻度でリピートされているかを見る指標だ。例えば、ニュースレター、週刊のコンテンツ配信、週に1回のまとめレポートを確認するツールなど、 「毎日使う必要はないけれど、習慣的に週1回は使ってほしいサービス」 の定着度を測るのに最適である。この数値が低い場合は、「初回来訪をしてみたものの、翌週には存在を忘れられている」という、ライトユーザーの離脱リスクを検知できるそうな・・・いやいや、私の場合は来る人は拒まずどころか歓迎し、去る人は追わずの方針だから、淡々とこのまま続けて行こうと思っている。 (令和8年6月6日著) 【後日談】アクセスが急増! 以上を書いてわずか2週間後の6月21日に、Google アナリティクスから連絡があり、アクセス数が異常に増えているとのこと。アプリを開いてみると、何とまあ、1,198件と、前の週に比べて、1,007件も純増してその6倍にもなっている!
では、どんな記事がシンガポールの皆さんの関心を引いたのかと思って記事別の数字を見たところ、今の段階では特にこれといって激増しているものはない。だから、はてなぜだろうと理由を計りかねている。Google アナリティクスを導入して分析できるようにしたら、かえって謎が深まった。
(令和8年6月21日著) (お願い 著作権法の観点から無断での転載や引用はご遠慮ください。) |

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