さて、その新宿御苑の中を、フランス式庭園、イギリス風景庭園と回って、日本庭園にさしかかると、そこでは菊花壇展が行われていた。懸崖菊、伊勢菊、丁子菊、嵯峨菊、大作り、江戸菊、一文字菊、管物菊、肥後菊、大菊花という花壇が次々に置かれていて、日本庭園を見ながら、ひとつひとつ見て回るという趣向である。そういえば、2004年11月にも来て、これらを見て感激したことがある。

 いただいたパンフレットによれば、明治元年に菊を皇室の紋章として定めたこともあって、宮内省は菊の栽培に力を入れ、ここ新宿御苑では明治34年から菊の栽培を始めた。そして昭和4年から観菊会を行うようになり、今ではその「皇室ゆかりの伝統を受け継ぐ」ということで、引き続きこの「菊花壇展」を行っているという。

                (2008年11月15日記)





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