長野県小布施(おぶせ)と小諸(こもろ)という2つの町を散策してきた。小布施は江戸時代の「葛飾北斎」と「幕府ご用達の栗の産地」、小諸は明治期の「島崎藤村」に「小諸城」という観光資源を売り物にしている。いずれも中高年の懐古趣味をちょっとくすぐるところがある。実際に行ってこの眼で見比べると、誠に対照的で、そのあまりの差に驚いた。というのは、小布施では、今まさに売出し中という熱気すら感じたのに対し、残念ながら小諸の方は、観光地としては低迷し、衰退に向けて転がり落ちていく途上にあるように思えたからである(詳しくは、旅のエッセイにて)。

              (平成17年10月4日記)




黒のスライド・ショーは、こちらから。

(C) Yama san since 2005 All rights reserved.